介護予防事業

レインボー体操とは?

レインボー健康体操とは頭も体もいきいきと、いつまでも活動したい中高年のための体操です。
脳を活性化し、筋力を強くし、骨を丈夫にします。体に無理なく効果的にきたえるプログラムです。
続けていると、医療費の削減や、介護予防に役立ちます。

レインボー体操をやると…

元気な足取りですたすた歩けるようになります。
杖を忘れるようになります。
力が強くなり容易には転ばなくなります。 
顔色がよくなり二〇歳は若く見られます。 
スタイルがよくなっておしゃれになります。

うれしいことがたくさん!

みるみるしまってきて、人から「痩せた?」と言われるようになります。
 腰痛から解放されたり正座ができるようになります。 
「骨粗鬆症」ではなくなります。
医者に行くことが少なくなり、治療費や薬代がかからなくなります。
なんだか不調、半健康という状態がなくなります。

特徴は

簡単です!
わずかな時間でできます!
疲れがたまりません!
だから毎日できます!
筋肉と骨が鍛えられるので若返り効果が高いのです!

成果事例

参加者アンケートでは

十日町市ひだまりプールの水中教室に参加する前と比べて、体の状態がどのように変わったかアンケートをとりました。
(回答数:372名 回収率:61.8% 平均年齢:69.2歳 平均継続年数:5.8年)

実証データでは

南魚沼市では全市をあげて介護予防事業に取り組み、体操教室に参加した人の中で介護を受ける人が少なく、 また介護を受ける年齢も高かったという結果が出ました。レインボー体操を行っている人に介護予防の効果が見られたのです。

新潟県南魚沼市「元気高齢者に対する介護予防事業の成果評価」

国立健康・栄養研究所「高齢者筋力トレーニングの生理学的効果」

レインボー体操効果集 ~実際の成果の声です!~

  • 成果集1(61才男性)
  • 成果集2(70才女性)
  • 成果集3(85才女性)

61才男性

「昔のズボンがはける」
教室に来てから、体にいいことを意識して仕事の意欲も上がり、みんなに体がしまったと言われます。
昔のズボンも今は全部はけるし、プールで動くと腰も楽になります。
水中はいいな!!

70才女性

「人工関節100才までもつよ」
股関節を手術して19年。同じ頃手術をした人は、ほとんど再手術をしたのに、私の骨はほとんど減っていません。
「このままいけば、100才までもつよ!」と医師に太鼓判を押されました。

85才女性

「70才過ぎて骨密度が上がった」
70才の頃、骨粗鬆症と言われました。そこからレインボー体操を始めて4年後、74才になって「骨粗鬆症という名前は取れましたよ」と医師に言われてビックリ。
それからずっと骨密度は下がっていません。不思議なくらいです。

レインボー体操をもっと詳しく

  • =成果事例=
  • ○ピンピンコロリ
  • ○立つ、座る、トイレに行く
  • ○白筋
  • ○トレーニング方法
  • ○ウォーミングアップ
  • ○脳刺激体操
  • ○筋刺激体操
  • ○インナーマッスル
  • ○骨刺激
  • ○ストレッチ
  • ○水中体操
  • 画像ギャラリー

=成果事例=

・2007年 国立健康・栄養研究所「高齢者筋力トレーニングの生理学的効果」
・2012年 新潟県南魚沼市「元気高齢者に対する介護予防事業の成果評価」

○ピンピンコロリ

高齢になっても介助を受けることなく元気に過ごし、いつの日かコロッと死にたい…… 「ピンピンコロリ」はいまや多くの人の願望です。そのためにはどうしたらよいでしょうか。
毎日の生活の中で、意識して体の機能を使い続けることです。
健康は、日々の積み重ねのたまものです。一人ひとりが健康のために努力すること、楽しみながら続けること、それが、医療費・介護費の抑制につながり、日本の将来を明るい方向へと変えていきます。

○立つ、座る、トイレに行く

年を取っても、一人で「普通」の生活が出来る、自分のことは自分で出来る、それはずばり「イスから立ち上がってトイレに行けるか、服を着がえることが出来るかどうか」ということです。立ち上がって歩く、そのためには何が必要でしょうか。

○白筋

筋肉には、瞬間的な強い力を出す白筋繊維と、持続的な力を出す赤筋繊維があります。
スポーツで言えば、白筋は重いバーベルを持ち上げる重量挙げ、赤筋は長い時間走り続けるマラソンに使われる筋肉です。日常生活でも、立ったり座ったりするには白筋が使われます。転びそうになった時に、ぐっと踏みとどまるために使う筋肉も白筋です。ところが白筋は使わずにいると、とても衰えやすい筋肉なのです。
健康だった人が、検査のために入院してベッドの上で過ごしていたら、11日目に、立って歩くことが出来なくなってしまったという例があります。

では、この白筋の衰えを防ぐには、どうすればよいのでしょうか。
白筋を鍛えるには、無酸素運動によるトレーニングが必要です。ウォーキングなどの有酸素運動だけでは、赤筋には有効でも、白筋には効果が出ません。
筋力は、その人の最大筋力の80%以上の力をかけることで増強します。つまり全力を出すことで、強い筋肉ができるのです。
筋刺激体操は、6秒間、全力で押したり引いたりすることで、体の筋肉を一か所ずつ鍛えていきます。

○トレーニング方法

筋肉を鍛えるには、3つのトレーニング方法があります。
・アイソトニック トレーニング (等張力性収縮運動)
同じ強さで関節を動かして筋肉を収縮する運動。ダンベルを持って肘を屈伸するような動作
・アイソメトリック トレーニング (等尺性収縮運動)
筋肉の長さを変えず、関節を動かさずに筋肉を収縮させる運動。
・アイソキネティック トレーニング (等速性収縮運動)
同じ速度で筋肉を収縮させる運動。

○ウォーミングアップ

最初にウォーミングアップで体を温めます。
体温が上昇することで体内の血液の循環が良くなり、酸素の供給がスムーズになり、また筋肉の温度を上げることで、乳酸を分解する酵素が活発になります。
レインボー健康体操のウォーミングアップは、イスに座って足踏みをします。
足の裏を刺激することで、血流をよくして体温を上げていきます。

○脳刺激体操

脳には常に同じ量の血液が流れています。
体全体に1分間に流れる血液量1500mlの半分、750mlです。
集中して動作をおこなうと、脳の命令を出している神経細胞に、脳の血流量750mlの半分、375mlが集中します。
脳刺激体操では、脳細胞の血流を改善し、大脳の前頭連合野にたっぷり酸素や栄養を届けるので、脳の働きが活発になります。
物忘れや、軽度脳梗塞を防ぐことができます。

○筋刺激体操

レインボー健康体操の筋刺激体操は、アイソメトリックトレーニングです。
マシンや器具を使わず、自分の力を使うので、負荷の調節がいりません。
それなのに筋肉の瞬発力を鍛えるのに、大変効果的なのです。
自分の力ですから、おのずと限界があり、体を痛めることがありません。
筋肉トレーニングをすると、筋繊維に微小な傷がつきます。この傷が治る時に、より太くより強くなります。
バーベルなどを使うアイソトニックトレーニングでは比較的大きな傷がつくので、回復に48時間かかりますが、アイソメトリックトレーニングではとても小さな傷なので、負担がかかりません。
筋刺激体操は毎日トレーニングできます。

○インナーマッスル

背骨、骨盤と大腿骨とを繋ぐ腸腰筋は、姿勢を真っ直ぐに保つ重要な内部深筋です。これを鍛えることで腰痛も防げます。
インナーマッスルも、筋刺激体操の腹筋のトレーニングで鍛えられます。

○骨刺激

骨もまた微小な傷が治る時に強くなります。
筋刺激体操をすると、骨にぐっと圧力をかけるので、骨が押されてたわみます。
骨はたわむことで電位差が生じ、骨細胞を活性化するので丈夫になります。
ジャンプするなど無理な衝撃を与えなくても、骨粗鬆症の予防になります。

○ストレッチ

最後にストレッチをおこなって、使った筋肉をよく伸ばします。
ゆっくり体をほぐしてリラックスすると、疲れが消えてリフレッシュします。

○水中体操

レインボー水中体操は、アイソキネティックトレーニングです。
水中では手足をすばやく動かせません。水の抵抗が、空気中の800倍にもなるからです。
そこで、水に抵抗して強く手足を動かすことで、筋力を鍛えることができます。
15回から18回、最大の力を出して動作をおこなう効果的なトレーニングです。
しかも、水中では肩までつかれば体重が10分の1程度になるので、膝への負担も少なく、強い動きでも体を痛めることがありません。転倒してケガをする心配もありません。
さらに水圧が筋肉の手助けとなり、全身の血液を心臓へ戻りやすくしてくれることもメリットです。
プールの中で皆でぐるぐる回って渦を作ります。水の流れに乗って走ったり浮いたりして楽しみます。
最後に水中でストレッチをして、使った筋肉を充分にほぐします。
力の強い人は強いなりに、弱い人も自分の力の範囲で動くので、あとに疲れが残りません。

メディア紹介

高齢者のための自宅でできるレインボー健康体操

やせる!若返る!死ぬまで現役
「レインボー体操」

「栄養と料理」2010年9月号にレインボー体操が紹介されました!こちらをクリック→eiyou